かわうちの湯 -pH10.2 の名湯と大自然に癒される贅沢な時間-
pH10.2 のアルカリ性温泉
natradistill 川内村蒸留所から村役場に向かって 10 分ほど歩くと、右手に「かわうちの 湯」が見えてきます。かわうちの湯の最大の魅力は、その驚異的な泉質。pH10.2 とい う、温泉の中でも最高レベルのアルカリ性を誇ります。一般的に、アルカリ性の温泉 は肌の角質をやわらかくし、湯上がりにはなめらかな感触が続くとされています。こ れほどの泉質を誇る温泉は全国的にも珍しいにも関わらず、まだ広く知られていませ ん。そのため、今なら混雑を気にせず、贅沢に名湯を堪能できる穴場の温泉地といえ るでしょう。実際に湯に浸かると、そのやわらかな湯ざわりが心地よく、肌にまとわ りつくような感覚が広がります。湯上がりには、手のひらがすっと滑るようなすべす べ感を実感できるでしょう。
自然の恵みを受ける温泉
かわうちの湯の源泉は、村が 2 年の歳月をかけて掘削し、ようやく見つけ出した貴重 なもの。しかし、温泉は常に安定して湧き出るものではなく、2017 年には湯量が減少 し、一時的に温泉の提供が困難になりました。その際、さらに 50 メートル掘り進め、 最終的に地下 2500 メートルの新たな源泉を確保。復旧までの 9 ヶ月間は、地下水を 利用して営業を続けました。現在こうして温泉を楽しめるのは、地層深くから湧き出
る自然の恵みがあってこそ。湯に浸かるたびに、その貴重さを感じずにはいられませ ん。
多彩な湯船が揃う温泉
かわうちの湯の温泉は種類が豊富。その中でも洞窟の岩肌に囲まれた「洞窟風呂」で は、肌に細かな炭酸の泡がまとわりつく独特の感触を味わえます。また、洞窟の天井 からは外の光が差し込む造りになっており、自然の光がやわらかく湯船を照らす神秘 的で落ち着いた空間は、静かに自分と向き合う安らかなひとときを過ごすことができ ます。
また露天風呂では、昼はやわらかな日差しが心地よく、夜には澄んだ夜空に美しい星々が輝きます。川内村は標高が高く、周囲に人工の光が少ないため、夜空の美しさ は格別。温泉の湯煙越しに見上げる星の瞬きは、都会では味わえない特別なもので す。湯上がりには、高地ならではの澄んだ爽やかな風が心地よく、火照った身体を優 しく冷ましてくれます。他にも寝湯・座湯や壺風呂などを日替わりで楽しむことがで きるため、ぜひ 2 日間かけて満喫してみてはいかがでしょうか。
食事処で味わう、川内村の恵み
館内のレストランでは、川内村で育ったいわなを使った「いわな唐揚げ定食」が人気 だそうです。一日に提供できる数に限りがあるため、土日は早いうちに完売してしま うのだとか。「焼肉定食」もまた、根強い支持を集めています。かわうちの湯は食事だ けの利用も可能なので、お昼時にはぜひ村民に愛される地元の味覚を堪能してくださ い。
湯上がりの楽しみ
湯上がりには、館内にあるセブンティーンアイスの自販機でひんやりスイーツを楽し むのもおすすめ。温泉で火照った体に染み渡る甘さが心地よいのです。また、90 畳あ る大広間で、ゆっくり休むこともできます。さらに、館内を出ると、露天風呂とはま た違う、澄んだ外気が頬を撫で、爽快な余韻を残してくれます。
かわうちの湯で、心と体を癒すひとときを
かわうちの湯は、村の自然を尊び、一体になることができる贅沢な空間。pH10.2 のア ルカリ性の湯がもたらす、すべすべの肌触り。炭酸泉の心地よさに包まれる洞窟風 呂。満天の星空の下で癒される露天風呂。そして、湯上がりに感じる外の爽快感。こ こ、川内村でしか味わえない特別な温泉体験で旅の疲れを癒しに訪れてみてはいかが でしょうか?
■かわうちの湯
福島県双葉郡川内村大字上川内字小山平501
営業時間 10:00-20:30(最終入館19:45)
定休日 毎週火曜日（祝日の場合は翌日）
HP:https://a-kawauchi.com/kawauchi
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